健菜たまご

幸せなカステラ

春は気持ちが軽やかになるせいか、ふだんは子育てと仕事で手一杯になっている私、藤生も、手作りを楽しんでいます。
 先日、思いついたのはイースターエッグでした。中身を出した卵の殻に絵付けするので、3歳の娘は殻をつぶしてしまうかと心配でしたが、娘はたいせつに扱って、じょうずに絵を描いていました。栄養の行き届いた若鶏の卵だからか、健菜たまごは、殻が硬くて扱いやすいですね。
 卵の中身は、カステラになりました。私も娘も、健菜たまごのカステラが大好き。味わいが濃厚で、口当たりがなめらかで、ほんとうにおいしい! なんとも幸せになる味です。

泡立てが簡単

 最近、娘はお手伝いがマイ・ブームです。カステラ作りをはじめるやいなや、「わたしもやる!」と腕まくりをしてやってきました。ハンドミキサーはまだ重いので、いっしょに持ってスイッチをオン。しばらくすると、もこもことわき上がる泡に、「うわ〜!」と歓声があがります。
 健菜たまごを使うと、失敗しらずなのもよいところです。常温に戻してさえあれば、湯煎などしなくても瞬く間に泡立つのは、産みたてを出荷してくれているからでしょうか。白身がダレていなくてぷるぷるして、お菓子作りに最適な卵です。

食べ頃まで 待ちきれない

 材料をすべて混ぜ終わった後は、重要な作業が待っています。カステラのキメを細かくする「泡切り」です。大きな気泡があると、食感が悪くなってせっかくの味が台無しになりますから、ここは手を抜けません。
 気泡の見つけ方を教えてあげると、娘は「ここがあやしい!」と言いながら竹串をさし、もくもくと泡をつぶしてくれました。こういう作業は、子どものほうが丁寧にやってくれるので大助かりです。
 さあ、準備は万端。いざオーブンへ。「いいにおいがする〜」とおやつへの期待はふくらんでいますが、ごめんね、まだ食べられないの...。食べ頃は3日後です。その日まで、「もう食べていい?」と何度聞かれたことでしょう。
 食べ頃を迎えたカステラは、味が全体になじんでしっとり。卵の黄身の味がしっかりしています。あいかわらず最高の出来栄え(なんて自画自賛・笑)。「おかわり!」のリクエストに、どこまで応えるかが悩みどころです。
(藤生のよ)

新着エントリー

  • 絶景農園育ち 最おくての蜜柑は初夏の味

    河内晩柑は、数ある晩生種の中でも最終ランナーだ。 蜜柑だが初夏の味。八代海を望む農園に生産者を訪ね...

    健菜通信:今月の特集 | 2024年05月
  • 健菜たまごのマヨネーズ

     テレビをつけたら、タレントさんが何かを食べながら「メチャメチャおいしい」と言っている場面。食べ物...

    健菜スタイル | 2024年05月
  • 「にがり」が要の玉ねぎ栽培

    昨年の3月、有明海に面した干拓地に玉ねぎ生産者を訪ねた。 おいしさの秘訣は「にがり」。でも、それだけ...

    健菜通信:今月の特集 | 2024年04月
  • 多品種栽培も視野に

     長崎の野菜農家には厳しい春になりました。暖冬で雨が多く、計画通りの生産ができなかった上、価格が暴落...

    土かぜ日記 | 2024年04月
ページの先頭へ