
先週、永田先生が視察にいらっしゃいました。
当日は珍しく温かい日で、雪がだいぶ溶けましたが、
健菜米の棚田がある、大賀地区などはまるでスキー場のようです。

永田先生をパチリ。尾上岳の中腹にある宿泊施設前にて。
永田先生は、定期的に吉川にお越しいただいて、栽培指導していただいています。
今回は今年の作付けの相談と、栽培方針を確認させていただきました。

大賀の棚田はまるでスキー場のよう。
上の写真は、大賀地区の様子です。この雪の下に田んぼがあります。
今年の大雪には、さすがの永田先生も驚いていらっしゃいました。
でも大雪の年は、山菜が豊富に採れます。今年は健菜倶楽部の皆様にも、ご紹介できそうですので、ぜひ期待してください。
大雪が続く毎日ですが、
先日は珍しく晴れたので、雪室に雪を入れる作業をしました。

今年は大雪。トラクターも動員して雪を掻きだした。
雪室とは、文字通り雪を詰めた倉庫のことで、農産物の貯蔵に活用するものです。
5度前後の低温を、雪の冷気だけで7月頃まで保てます。
冷蔵庫とは違って、ちょうど良い湿度が保てますので、お米の保管などに適しています。

トラックに雪を積み・・・
しかし、この雪室は、前回のブログで紹介した「健菜清酒・雪麗」のためのものです。
2月末ごろに出来上がるお酒を、加熱処理をせず無濾過のままここに貯蔵し、雪が完全に無くなる7月末に取り出します。
雪の中でじわじわとゆっくり発酵するため、なんとも言えずまろやかな口当たりになるのです。

雪室に雪をため込んでいく
今年は小雪とか暖冬とか言われていますが、雪の量はここ数年ではかなり多い年です。
昔を思い出すくらいの量です。まだ降るようですけどね。
ところで、このブログで除雪の様子を報告した、大賀の中村さんのハウスは、一晩で雪につぶされてしまいました。
雪が少ないのも困りますが、ここまで多いといろいろ大変です。

雪が解ける8月まで利用します。
健菜倶楽部で案内してもらっている、純米吟醸酒「雪麗」の醸造がはじまりました。
お酒づくりは、1に麹、2に酒母、3に造り(もろみ)といわれています。
写真は1月24日に撮影したものですが、まさにそのスタートの日です。

米蒸したものを、冷やしてから麹室に入れ、麹つくりです。

杜氏が麹菌を振りかけ、麹作りを始めています。

現在発酵中です。ことしも満足のいく「吟醸純米酒」に仕上がることを祈ります。
毎年、吉川で行なわれる、「歳(さい)の神」の風景です。
今年は久しぶりに雪が多く、農家は豊作や健康を祈り楽しく行事を行なっておりました。

「歳の神」には、正月に飾った門松や、前の年に飾ったしめ縄、子供たちの書き初めや祈願に使った達磨などをくくりつけます。そして藁とともに燃やして無病息災を祈願します。
この火にあたると風邪を引かないとか、灰を小屋に入れると牛が丈夫になるなどの言い伝えがあります。
「歳の神」の行事については、健菜倶楽部の土風日記で、永田米研究会の中嶋巌さんが詳しく説明していますので、こちらの記事もご覧ください。

上の写真は、大賀地区の中村昭一宅に隣接するハウスです。
平年に無く平地と山間地の雪の格差が大きく中村さんのところでは、ハウスを倒壊させないために、毎日が雪との葛藤です。
中村さんいわく、最初は機械を使うのが楽しかったが、いまでは苦痛の毎日となっていると話をしていました。
新潟のお酒と言えば、「淡麗辛口」を思い浮かべるでしょうか?
飲み口がすっきりとし、後味が良く、切れがある。
新潟を代表する酒米「五百万石」の特徴です。
新潟の名だたる酒蔵はこの味を求めて酒造りに励みます。
一方、西の酒米の代表格が「山田錦」。
山田錦は、兵庫発祥の非常に優れた酒米で、米の白芯が大きく、
タンパク含有量が少ないので、酒造りに最適な米。いわば酒米の王者です。
華やかな香りと奥行きのあるうま味があり、「濃醇旨口」のお酒が生まれます。

※この黄金の粒が、永田農法の山田錦です。10月19日に収穫しました。
今まで山田錦の栽培北限地は兵庫といわれていましたが、永田照喜治先生から指導を受けた無肥料栽培を実践することで、ここ上越市吉川地区でも栽培が可能となりました。
恐らく新潟県下でも山田錦を栽培できるのは私たちだけでしょう。

※背景の山並みはお馴染みの尾神岳、もうすぐ白く冬化粧となります
野菜類も同じですが、栽培の北限地では登熟までに時間がかかるので、うまく収穫できれば最高の品質になります。
ちなみに、同じ吉川地区で栽培した「五百万石」の収穫日は9月10日、「山田錦」は10月19日でしたので、その差は実に40日近くにもなります。

今年の天候は山田錦にとって最高でした。
夏の前半まで雨が多めですこやかに育ち、後半は日照が多くじっくり登熟して、質量ともに素晴らしい結果。収穫したものも平年に比べかなり高品質でした。
出来上がる健菜倶楽部の純米吟醸酒「雪麗」も、さぞ美味しいものとなりそうです。
黄金色の稲穂です。

刈り取った稲をハサ掛けにした様子ですが、最近はこういう天日干し風景も珍しくなりました。
手前に見えているのは彼岸花ですが、最近はどこへ行っても田畑には見る事のできる草花です。

こちらは白い彼岸花ですが、吉川ではめったに見ることのできない色です。
彼岸花はその根から出すある種の成分が、モグラや蛇の嫌う成分を含んでいるので
被害を防ぐとも言われていますが、真偽の程は定かではありません。

久しぶりにお天道さまが顔を出したので、写真を撮りにでかけました。健菜米コシヒカリの収穫は9月20日頃からの予定ですが、それまで、晴れの日が一日でも多いようにと、願っています。

ここは、永田米研究会・会長、中嶋巌さんの田圃です。
奥に見えるのが尾上岳です。

こちらは、大賀地区にある、中村昭一さんの棚田。
標高が高いだけに、健菜米コシヒカリの成長もゆっくりです。

健菜米コシヒカリの稲穂です。今年の米は、全国的に不作だそうですが、
健菜米コシヒカリはあまり影響をうけていません。
穂の中に、みっちりとした米粒が詰まっています。

自分を撮ってみました。生産者の一人、山本秀一です。よろしくお願いします。
大賀の棚田でパチリ。

健菜青大豆しょうゆ、青大豆みその原料となる青大豆の畑です。こちらも順調に育っています。

青大豆は葉が枯れてカラカラにかわいてから収穫します。
今はまだ枝豆の状態です。
健菜米コシヒカリ頒布会
健菜米の棚田
健菜米コシヒカリは、新潟県内でも豪雪地帯として知られる上越市吉川地区の尾神岳中腹で栽培されています。ここは山(尾神岳)からの湧き水が豊富で、日本の原風景とも言われる、美しい棚田が広がっています。田んぼにはメダカが泳ぎ、夏にはホタルが飛び交う、幻想的なほど自然に恵まれた特別な場所です。永田米研究会
健菜米コシヒカリは、米作りに精通したベテラン農家で組織する永田米研究会が栽培しています。永田農法歴20年の中嶋巌さんを会長として、約30人の農家が登録しています。それぞれが競い合いながら、日本一の米栽培に励んでいます。





