プレミアム葡萄ジュース

大人ジュースの出番

 「ジュースはお子様の飲み物」と思っていたのは、私自身が子どもの頃。高校生になると「食事に甘い飲み物を合わせるなんて、とんでもない」という親の常識がすりこまれて、レストランでは「水を」と注文し、「早くビールやワインを頼みたい」と思ったものでした。
 思えば、その後の二十〜三十代の食生活には、ジュースの出番はほとんどありませんでした。

ひとりのランチタイム

 そんなことを思い出したのは、私ひとりのランチタイム。時間がたっぷりある休日に、自分のために凝ったサンドイッチを作った時のことでした。
 さて、飲み物はビールにしようか、それとも紅茶......。「いえいえ、こういう日はこれだわ」と食品庫から取り出したのは、健菜の葡萄ジュースです。ひとりで贅沢なジュースの封を切るのは気がひけましたが、大きめのグラスにたっぷり注いで、こくこく。
 甘く、ほのかに酸っぱくて、そして香りは華やか。この日は白(ナイアガラ)を開けましたが、琥珀色のジュースのおかげで、ランチの時間が心ゆたかになりました。
 食事とジュースがミスマッチとは限りませんね。ベストマッチはあるのです。
 昔は「お子様の飲み物」と決めつけていた私。けれど、それは思い込みだけでなく、「飲みたい!」と思うほどおいしいジュースが、なかったからではないでしょうか。
 今では、庭仕事のあとに喉をうるおしたり、昼どきに友人たちが集まるときなど、ジュースの出番はかなりの頻度。大人が満足するジュースだからですね。

ホテルの朝食

 先日、高原の老舗ホテルに避暑にでかけました。そこの朝食はブッフェではなくて、ジュースから始まる古典的なアメリカンスタイル。そのおいしさで有名です。私は、昔からその朝食がとても気に入っているのですが、しかし、ジュースはわが家のほうがおいしいと言い切れそう。
なぜか、健菜の葡萄ジュースを朝食に頂くことはなかったのですが、今度は一日の始まりに味わってみようと思ったのでした。
(神尾あんず)





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