食品ロスと産地

食品ロスと産地

 本来は食べられるのに、売れ残りや期限切れなどで破棄されている食品を減らそうという意識が、世界的に高まっています。日本でも昨年、食品ロス削減推進法が成立し、流通業界や外食産業では廃棄を減らす取り組みが始まりました。
 しかし、農作物の産地で遭遇する「もったいない」と心が痛む場面への対策は、ほぼ手つかず。
例えば、価格が下がりすぎて出荷用の段ボール代金すら賄えず、収穫を諦めたキャベツやレタスの畑。
人手がなくて落果するにまかせざるを得なくなったみかんやももの果樹園など。
各産地では需要と供給をある程度見込んで栽培計画しているのに、異常気象の影響で計画が狂い、収穫が一時期に集中することもしばしば。
結果、破棄される作物が増加する現象も起きているのです。
健菜のような契約栽培は、産地でのロスを減らす有効な方法ですが、これからは、国をあげて、広い視野で、余った作物の生かし方を考えていく必要があると感じています。

永田まこと (健菜倶楽部生産部 顧問)

全国の生産者を訪ね、父に代わって永田農法の指導もしている。

新着エントリー

  • 「にがり」が要の玉ねぎ栽培

    昨年の3月、有明海に面した干拓地に玉ねぎ生産者を訪ねた。 おいしさの秘訣は「にがり」。でも、それだけ...

    健菜通信:今月の特集 | 2024年04月
  • トマトジュース

    贅沢のお裾分け  共働きで高収入の若い夫婦を、パワーカップルというそうです。すると、姪はパワーシング...

    健菜スタイル | 2024年04月
  • 50余年、培った技を伝えつつ 父子でつくる小玉すいか

    昨年の3月下旬、熊本県植木町の片山農園を訪ねた。「ひとりじめ」の収穫開始から4日目のことだ。 1週...

    健菜通信:今月の特集 | 2024年03月
  • おいしく育てる基本は足し算

     トマトは光が強くて、そして気温が低いとおいしくなる野菜。昨秋は気温が高めだったので収穫開始が前倒し...

    土かぜ日記 | 2024年03月
ページの先頭へ