作物の品種改良は驚くほど活発です。改良の目的は消費者の嗜好やニーズに合わせることだけではありません。今、最も注力されているのは、気候変動に適応できる品種の開発にほかなりません。
これまで米づくりの歴史は冷害との戦いだったのに、現在では逆。だから、高温でも品質が劣化しない品種(にこまるなど)が次々に開発されています。果物は低温でなくても果皮が色づくりんご(秋映など)や暖冬でも安定して開花する桃(さくひめ)などが生まれ、広まっています。
この品種改良にひと役買っているのが、海外のジーンバンク(種の銀行)です。日本の作物にはない遺伝子特性をもつ種を国際条約に基づいて入手し活用しています。例えばブラジルの種を交雑した桃や、親がインド種のなすなど。こうした野菜や果物は急速に増えていきそうです。
全国の生産者を訪ね、父に代わって永田農法の指導もしている。
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