※棘のようなうぶ毛が、空気中の水分を求めて発達するトマト
農園にいると気持ちがいい

※太陽の光が地面まで差しこむ畑
(ほうれん草)
永田農法の野菜は、背丈が低くて茎は太め。葉っぱは小さいけれど、肉厚でパリパリと乾燥気味で元気いっぱいです。1株あたりの単位面積も広くて、余裕をもって植えられています。だから、ジャングルのように葉が茂っている一般栽培の農園と違い、太陽の光が地面にまで差しこみ、気持ちがいい風が通り抜けていきます。
農園の清潔な環境は、おいしさを育てるだけでなく、病害虫を防ぐ上でも重要なこと。そこに立っているととても心地よいのは、健菜農園に共通する特徴です。
薄緑色の葉は健康のサイン

※左は永田農法の稲、右は一般栽培の稲
肥料が多いと、葉の緑が濃くなる
健菜の葉っぱの緑色が薄いのは、健康に育っているあかしです。稲、大豆、みかん、トマト、ほうれん草や小松菜、レタスからお茶の葉にいたるまで、他の農園との違いが歴然としています。
過肥料で栽培した野菜は吸収した栄養を消化しきれず、葉に硝酸態窒素成分が残り、その結果、葉の色が黒っぽい緑色になってしまいます。ちなみに硝酸態窒素成分はガンを誘発する有害物質。葉物の野菜では特に避けたい成分です。
緑色が濃いと野菜が元気だというのは誤解です。葉の緑色は薄いほうがいいのです。
うぶ毛からも水分を吸収するたくましさ

※猛々しく成長したファーストトマト
農園で健菜トマトを見ると、その葉も茎も実も、黄金色のうぶ毛にびっしりとおおわれています。その猛々しさにおどろくほど。厳しい環境で生きのびるため、空気中の水分まで吸収しようとしているのです。
乾燥してパリパリの葉は、威勢よく太陽に向かっています。その実は、ねじれてゴツゴツとした武骨なかたち。色もピンクから赤くなるのではなく、濃い緑の筋が出てからレンガ色に変っていきます。こんな成長過程を見ると、原生地に似た過酷な環境のもと「野生の遺伝子が復活している」と分かります。